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ブログ更新できておらずすみません汗
仕事が入っているため、平日の夜と週末はぐったりしているとあっという間に過ぎてしまい
預かりのうさぎと家のリスの世話、それから最低限の家事をしているだけで精一杯。
でも、いろんな方のご紹介で、里親さまご希望を考えている…とのお話もありがたくいただき、
頑張らねば!と奮起して書いています。
*****
さて、黒うさぎに白ポイントのアーさんことアーテルさん。
置き物のように座って動かず、横にもならず、おとなしく手がかからないか?と思いきや、
ものすごい臭いのシッコと、数珠ネックレスのような、真っ黒なつながり●をして、
更にペットシーツに鮮血(!)を見つけ、一時預かりさんのかかりつけの
うさぎの得意な獣医さんに駆けこんでいただきました。
まず下血は、子宮がかなり腫れていて、中に粘液性の液体があるとのこと。
突然大下血する可能性もある。そうなると、手術しても助からない可能性もある。
できればすぐ手術したい。
でも、心臓の様子がおかしい。
エコーとレントゲンの結果、心臓がかなり肥大している。
おそらく生まれつきのものであろうとのこと。
病名としては拡張型心筋症で、循環率がかなり低く、正常の範囲に入っていない。
今の状態で麻酔をかけると、心臓と体に負担が大きすぎるので、手術できても麻酔から覚めない可能性もある。
慎重に子宮の様子を見ながら、心臓の薬を投薬して調子を上向かせて、
なるべく早い時点で子宮の手術をした方が良いとのこと。
拡張型心筋症はだるさや疲労感があり、横になるのがつらいらしいのです。
子宮も腫れていて、他の臓器を押し上げているような状態のため
横になりたくてもなれないのだと思います。
それが、アーさんが横にもならず、ずっと静かに置き物のように座っていた理由でした。
子宮からの出血もあり、更にノミに血を吸われて、常時貧血状態だったため、
ずっとつらい状態で、だましだましここまで来たのではないか、とのこと。
更にアーさん、奥歯も伸びている状態。
一時預かりさんが、アーさんがものを食べるのを見て
この子、奥歯伸びて痛いんじゃないかなあ?奥歯が伸びておくち痛い子は、こういう口の動かし方をするんだ、
と言っていたのがまさに当たっていました。
奥歯は、子宮の手術の時に一緒に削ろうということになりました。
更にダニとカビまでいるとのことで…。
もう満身創痍、つらいところだらけのアーさんなのでした・・・。
やっといろんな理由を、わかってあげられました。
*****
とりあえず一週間、子宮がもちそうなら二週間、心臓の薬で心臓の調子を上向かせるとのこと。
あわせて、ペレットとたくさんのお野菜、そして食べるようになってきた牧草をたくさんあげて、アーさんの体全体の調子を上向かせます。
検査に長い時間がかかり、ようやく帰宅して心臓のお薬を飲み始めたところ、
なんと、アーさんが横になった!と驚きのお知らせが預かりさんから届きました。
送られてきた画像を見ると、ケージの中で、本当に長くなっているアーさんの姿が!
よかったねえ、心臓の薬が効いてるんだねえ、と二人で喜びました。
こんなに明確に分かりやすく効果がでるなんて。嬉しい。
アーさんも横になれてよかった。きっと、ずっと調子の悪い体を抱えて、あちらこちらが痛く調子が悪い状態で
なるべく動かず、はしゃがず静かにじっとして、そうやって自分の体と折り合いをつけて、生きてきたに違いないのです。
できれば心臓の調子も上向かせて、子宮の手術と奥歯の処置も終わって、
おいしいものを食べて、部屋んぽもできるようになって
ルンルンで速足で歩くくらいに回復して
幸せな時間を過ごしてほしい。
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大出血したらとにかく連れて来てください、と言われながら一週間後、心臓と子宮の様子を診ていただくため、病院へ。
下血は、量も頻度もかなり少なくなりました。
子宮が少し落ち着いているため、手術は一週間のびました。
心臓のお薬をもう少し飲んで、子宮の手術の成功率を上げていきます。
そして一週間後、エコーを受けたところ、前回とても悪かった収縮率が正常範囲にまで改善していたため
アーさんは卵巣子宮摘出手術と、同時に奥歯削りの処置も受けました。
子宮は、かなり危ない状態で、膿がたまっており、子宮の壁も二か所ほど薄くなっている状態で
手術のタイミングとしてはかなりギリギリだったと。
心臓の様子を上げていったのと合わせて、まさにここしかない、というタイミングだったとのことです。
除去した子宮と卵巣の病理検査結果は、悪性の子宮腺がん。
一定期間ごとに、転移がないかどうかの検査が必要。
心臓の薬は今後ずっと必要になり、また転移を防ぐための漢方薬も処方していただきました。
一年半くらいはできたら続けて欲しい…とのこと。
奥歯(右下)は、ぐらついていて歯茎に膿がたまっていたとのこと。
触れたらぽろっと落ちたとのことで、結果として抜歯とのこと。
また、レントゲンの結果、胸部軟骨の石灰化具合からみて、決して若くはなく
初期の白内障も出ているとのこと。
年齢的には、おそらく5~7歳くらいではないかとのことでした。
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手術の予後は良好。
手術の後、2日入院したのですが
アーさん、ご飯ももりもり食べ、三日目には点滴のコードもぶん投げて外していたとか。
アーさんおとなしくしなよアーさん…。
一時預かりさん宅で、しっかり投薬していただき、ナデナデもたくさんしていただき、カラーで口にできない盲腸便を口元まで持っていってもらうサービスも受けながら、順調に回復していきました。
10日後に抜糸。
今は一時預かりさんのお宅で、術後の投薬、心臓のお薬、がん転移予防の漢方薬(苦くてりんごに塗っても吐き出すそうです)もろもろ、しっかり投薬していただきながら、順調に回復しています。
今は、腹ばいで座ったり、牧草をもりもり食べて健康な●をしたり(もちろんつながっていません)、一時預かりさんにナデナデしてもらったりしています。普通のうさぎになっています。
毛もつやが出てきたようで、手触りがよくなってきた!と一時預かりさんが喜んでいます。
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さて、現実に戻って、手術費用。
実は、アーさんたちのもとのおうちの大家さんから、医療費の前払いとして、かなり大額のお金をお預かりしていました。
(すみませんまだ収支報告書けていません…)
大家さん、もともと、取り残されたうさぎと猫さん達にはなんの縁もゆかりもありません。
店子さんが動物を置いていなくなってしまい、法的手続きで動物の所有権を移転し、引き上げた私に医療費としてかなりの額を前払いしてくださったのです。
形としては費用負担ですが、大家さんにはそもそも何の責任もない動物の医療費のご負担。なんなら迷惑料をもらってもいい立場の方です。
それなのに医療費の負担。
100パーセントの善意です。
ですが、アーさん、手術前の費用として、エコーにレントゲン、血液検査などお高い検査をばりばり受けていました。
でもそれは必要な検査でした。レントゲンとエコーを受けなければ、子宮の状態も心臓の状態も、正確に把握できませんでした。
そして手術費用。その後の入院、通院、数々の投薬。
更にアーさんだけではなく、引き上げ当日の診察費用とノミ投薬、更にうちで預かっているぼんちゃんと、一時預かりさんのおうちにお願いしているもう1うさぎ(グレちゃん)の診察もありました。
お預かりしていたお金、アーさんの手術で全額溶けました。涙
なお、一時預かりさんがずっと通われている動物病院、
保護っこだということで、なんとなんと、10%割引(!!!)にしていただいています。
万単位で引いて頂いていることに・・・
ありがたすぎる…涙
それを踏まえても、
なんとここまでの総合計、20万円超。
ヒエーーーーーッ。
SeekFamily、初の赤字決定です。
それでもしれっと私が清算しているのは(足りない分は個人の持ち出し)
とにもかくにも、私が労働しているからなのです。
結論!労働は尊い!!!(号泣
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長くなってしまってすみません。
わが家のぼんちゃんも、一時預かりさんのおうちのグレちゃんも元気です。
ぼんちゃんなんて、甘ったれで甘ったれでもう…。
遊んでー撫でてーよしよししてぇーごはんちょうだーい
と、足元でぬいぐるみみたいにぽんぽんはねるし、なでるとぺたーっと平たくなって
ナデナデの手を止めると、おっ今度は僕の番ですね的にべろべろなめてくれるしでねぇ…。
あんな可愛いうさぎはいないと思います(←預かりバカ
グレちゃんも牧草を食べだしてかなり痩せたとはいえ、まだ2キロ代。
一時預かりさんが、結果にコミットする!と奮闘中です。
ねむくてうとうとすると、腹肉がふるふる揺れるの。可愛い。面白い。
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アーさんこれからもっともっと元気になってね。
歯も痛くて、心臓もつらくて、全身に血がよくまわらなくて
子宮も痛くて、いつも張っていて、痛くて痛くて
つらくて横になれなくて、ノミもダニもついて、かゆくてつらくて
今まで本当にがんばったんだね、アーさん。
痛いところ、少しでも少なくしようね。
歩き回れるようになったら、部屋んぽもしようね。
おいしいものをいっぱい食べて、幸せに長生きしようね。
仕事もあるけど、またブログ書きます。
ぼんちゃんとグレさんの可愛い画像たんまりある!載せたい!!
更新少なくてすみません!!!!!泣
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