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こんにちは、今日から長い夏休み。SeekFamily管理人です。
 
さて、N区ショップの件。
7月中に、全ての動物のレスキューが終わったと聞きました。
店頭に出ていた動物と、それまでバックヤードにいた動物の全てです。
また、白いライオンまじりのうさぎやレッキスなど他のうさぎが、うさぎ飼育に慣れている方の手に渡ったと聞きました。
もう本当~~~に嬉しいです。
白ライオンの子は、生きてるって知って、朝から電車で涙ぐんでしまったくらい。
ほんとにほんとに良かった。・゚・(ノД`)・゚・。
動物を保護してくださった沢山の団体の皆様に、心から感謝申し上げます。
 
* * * * *
 
なお、警察に通報した件ですが、「警察に通報したから保護が遅れて亡くなった子が出た」
という認識では、今でもありません。
同じ状況におかれたら、また同じ判断をすると思います。
2F(バックヤード)の状態は、ある程度聞いており、店に出ていない動物がたくさんいる、という認識は当初からありました。
うさぎも、2Fで繁殖していた子を出しているということも聞いていました。
何より、店のそばに寄ると、2Fからはっきり鳥と犬の鳴き声がするので、
きっと繁殖用とそれ以外にも、想像を絶する数がいるのだろうということは、関係者全員の共通認識としてありました。
鳥を保護してくださった団体さんの発表でもありましたが、95羽という数。
お店に出ていたのは、せいぜい3~40です。
多分、今までもずっと同様に、酷暑にはバックヤードでひっそりと、弱い固体が亡くなっていたのだと思います。
犬やうさぎ、その他の小動物の状況の酷さも、10日前後で生じる変化ではありません。
たぶんずっと、ずっとずっと以前から、同じ状況だったのだと思います。
悔しいことですが、劣悪な環境に置かれ、誰にも知られることもなく、ひっそり亡くなっていたのだと思います。
劣悪ブリーダーの繁殖場の状況の酷さの例は枚挙にいとまがなく、ある程度予測できること。
バックヤードの動物たちはたぶんとても数が多い、
そちらを早く助けなければ、人知れず死んでいってしまう子はどんどん増えていく、
もしかしたらもっと管理状態の悪い繁殖業者などに闇販売されてしまう可能性もある。
だから、もう一刻でも早くバックヤードに踏み込めるように状況を持っていかなければ、という話をずっとしていました。
 
10年以上も、劣悪飼育の状況で営業を続けていること。
動物愛護センターの度重なる指導にも、ごく一部を除き、従わないこと。
数多くの人間にどれだけ苦情を言われても、飼育環境の改善に、目立った改善が見られないこと。
このことから、店を営業している状態で店主に説得しても無駄だと判断し(たぶん関わった全員の共通認識です)
あの店から動物を救出するためには、まず営業許可の取り消し、そしてそののち、
さらに劣悪な環境の繁殖場・劣悪ブリーダーへの闇卸売りを避けるために、強制力を働かせる必要がある、
「監視をしている」「必要なら踏み込む」というプレッシャーを与える必要がある、という判断をしました。
そののちであれば、説得に応じやすい状態になるだろう、という読みで、
これはやはり関係者の共通認識でした。
今回は、そのプレッシャーが実に効果的に働いたと思っています。
※とはいえ、もちろんレスキューできた直接の貢献者は、東京動物愛護センターや複数の団体様など、説得に当たった方々です。
 
また、他の方に相談する上で、
「買取保護は、できるだけ避けてほしい」という要望も受けていました。
営業が取り消されてもだらだら買い取り保護をしてしまうと、闇販売でもいけると思われ、結局状況は何も変わらない。
動物は新しく仕入れられ続け、バックヤードでは動物が亡くなり続けるだろう。
(実際に、許可が取り消された後にも、「来週新しく仕入れる」という話を店主の口から聞いていました。)
生体取り扱い業ではない限り、行政の力も及ばなくなってしまうだろうし、
また、不正行為を助長することにもつながりよくない、ということでした。
 
上記の経緯を踏まえて、行政を含め、色々な人に相談しました。
たくさんたくさん考えて出した結論です。
レスキューには私は直接関わらなかったのですが、むしろ「やらせてしまってごめんなさい」「ありがとう」という気持ちが強いです。
でも、私がレスキューしました!っていうことが大事ではない。
一番大事なのは、一匹でも多くを生きて保護すること。
全ての状況をあわせると、何度考えても、警察の迅速な介入は、避けて通れなかったと思います。
状況を見てその足で警察に行ったことを後悔していないですし、
真摯に相談したところ、居合わせた刑事さんがすぐに動いてくださったことが
数多くの動物の保護につながったのだと、今でも思っていますし、心から感謝しています。
 
また、今回のレスキューに、何よりももっとも大きな影響を与えたのは、
生体取り扱い業の許可が認められなかったことです。
たくさんの都民の方が長年にわたりあきらめずに、センターや東京都や区に訴えてくださったこと、
東京動物愛護センターの職員さんが、ご多忙の中、担当の方を置いてくださり真摯に受け止め、
前例のない対応をしてくださったこと。
前例が重視される環境で、リスクを恐れず動いてくださったことが、たくさんの動物たちを助けることにつながったのだと思います。
 
なお。
件の業者は、生体取扱業の許可が取り消されたのではなく、更新がなかっただけです。
レスキューが終わった今、私も含め、関係者がもっとも恐れていることは、生体取扱業の許可を再度取得することです。
それを避けるためには、動物愛護法にはっきり違反しているなど、取扱業の申請を拒否するのに充分な証拠を取得し、行政の担当の部署にて提出しておくことが重要だと思います。
私がレスキューに参加するときは、現場を撮影し、証拠を集める必要があると思っていたのですが
残念ながら参加できなかったので、レスキューに参加された方は、お手数で恐縮なのですが、動物愛護法に違反していると証明するに充分な内容の現場の証拠写真を、東京動物愛護センターに提出していただければと思います。
とても重要なことなので、お手数で申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願い致します。
※なお、当該店に関する記事は、削除せず残しておきます。当時の管理状態を示す証拠になると思うので…。
 
* * * * *
 
今後も、劣悪なショップについては、声を上げていこうと思っています。
ただ、店主にターゲッティングされて逆恨みされるような事態は今回でこりたので、
そういう事態にはならないよう、情報の共有には特に注意しながらいきたいと思います。
同区別店については、何もしないか、やるにしてもネットでは出さずにやると思います。
その際にはご協力をよろしくお願い致します。
 
 
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