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先々週の土曜日、発育不全さんが亡くなりました。
 

 
背中の毛が薄くなり、なんとなく下半身がよぼよぼして歩きづらい感じになっているのを見て
病院に連れて行ってから丸一ヶ月。
毎朝毎晩薬を飲んで、栄養剤を飲み、
フードを食べ、野菜を食べ、水を切ったお豆腐を食べ。
いつ亡くなってもおかしくない、と獣医さんに言われながら、
下半身もおぼつかず、よろよろ歩きながら、
時にはご飯すら食べられなくなり、水も飲めず、
横に体を倒して、ほとんどわからないぐらいにしか息をしていないような夜もありました。
もうだめかも、もうだめかも、と何度も思ったけど、そのたびにつらい夜を超えてくれた。
発育不全さん、たくさん頑張ってくれました。
 

 
亡くなる前の週、相変わらずよぼよぼ歩きながらも頑張ってくれていたのに、
週半ばのある日、帰ってくると発育不全さんがお腹を天にむけて、力なく四肢をもがかせながら倒れていました。
仰天して、まだ手に持っていた荷物も放り出し、手を床材に突っ込んで、発育不全さんを救出しました。
テーブルに置いても、うずくまることもできず、力なく横に転がってしまう発育不全さん。
どうやら、何かにつまずいて仰向けに寝転がってしまい、そのまま立ち上がれなくなりもがき続け
相当の体力を消耗してしまったようでした。
 

 
その後、いったんはよろけながらも自力で移動できるようになり
回復したように見えたのですが
再び倒れて仰向けになり、起き上がれない状態に。
そして、先々週の土曜日、頑張り続けた発育不全さんは、とうとう旅立っていきました。
 

 

 
たくさんの仲間のいるところで生まれて、
突然殺処分されそうになり、
心優しい保護主さんに救い出され、
我が家で里親さまを探すことになった発育不全さん。
 

 
臆病で、でも強気で
私がいきなりケースに手を入れたりすると、
驚いて両手でよくハムパンチをされました。
 
私はいままでハムパンチをするハムスターと暮らしたことがなくて、
可愛くて可愛くて、ついつい発育不全さんのお世話をするときにそれをやってしまって
発育不全さんにハムパンチをくらってはニヤニヤしていました。
 

 
小さくて体重も軽くて、一匹だけ別の種類なんじゃないのか?とうちに来た当初は私に勘違いされていて
でも最初は19gしかなかった体重が、具合が悪くなって獣医さんに行った時点では29gもあった。
ちゃんと普通のハムのサイズになってたよね。
 

 
食べないとき出せない時もあったけど一時的なもので、
結局最期まで、ちゃんと食べて、ちゃんと出していてくれた。
毎朝毎晩の投薬、栄養剤、野菜やお豆腐とか、いろいろ食べて欲しくて工夫して
食べてくれて嬉しかった。
栄養剤もかぶりつきで飲んでくれたよね。
 

 
私の手の中で何度も息が止まりそうになって、
そのたびに「まだ早いよ」「戻っておいで」
「早くよくなってまた回し車に乗ろう」って何度も何度も声をかけて
そのたびに戻ってきてくれた。
本当は、あんまり息が小さくて、あんまりつらそうだから
「もういいよ」「もうがんばらなくていいんだよ」
って言いそうになったんだけど
一番頑張ってるのは発育不全さんだから、頑張っている彼女に失礼な気がして、
そのたびに喉元で言葉を飲み込んだ。
 

 
回し車に、また乗せてあげたかったんだけどな。
残念です。
 
 
 

 
でも、たくさん頑張ってくれてありがとう。
一ヶ月、じっくり向きうことができて、しっかり看病できて嬉しかった。
 
 
 

 
体を手放すときに、口をついて出た言葉は
「ごめん」でも「寂しい」でもなく、
「ありがとう」だった。
 

 
一年間、ありがとう。
一緒に過ごすことができて嬉しかった。
 
名前は、今までの音をあわせて「はつこ」さん。
ずっと、短く「はっちゃん」って呼んでたから、呼ばれてわかるようにね。
はっちゃんはうちの子として旅立ちました。
 
 

 
虹の橋で待ってろい。
 
いままで応援、ありがとうございました。
発育不全さん(はつこさん)、募集を終了します。
 
* * *
 
すべての人間と暮らす動物が、
元気で健康で、楽しく明るく、
愛されて慈しまれて、
最期の瞬間まで、幸せに満ちたりて
過ごすことができますように。
 
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